地方移住を検討しているけれど、本当に田舎暮らしが向いているかな?と一度は考えるのではないでしょうか。
かくいう私も、虫が苦手でちょっと心配でした。
同じように「自分は田舎暮らしが向いてるかな?」と悩める方のために、田舎暮らしが向いているかを診断できる記事をかいてみました!
チェックを始める前に注意点!
チェックを始める前に、一つお伝えしたいことがあります。
移住して改めて思ったのは、一言で「田舎暮らし」と言ってもいろんな田舎があるということです。当たり前ですが。
- 離島や山奥など人里離れた場所に行くのか
- 人気エリアの田舎に行くのか
- 生まれ育った田舎にUターンするのか
- 住まいは新築なのか築何十年の古民家なのか
これらの要素によっても、田舎暮らしを快適におくることができるかが変わってきます。
それもまた別の記事にしたいと思いますが、自分に「合いそうな田舎」を見つけることも重要です。
田舎暮らし向いてる人のポイント7つ!カウントしてみてね
早速、田舎暮らしが向いているか確認するためのチェック項目にうつります!
最後にあなたの「田舎暮らし適正度」が分かるリストを用意しているので、「自分はどうかな?」と考えて、各項目の1~5までの数字をカウントしてみてくださいね。
各項目の「重要度」は、あくまでも私の独断と偏見です。
自分の芯をしっかり持ち大切にしている
よく、「コミュニケーション能力が大切」と言われます。
確かに最低限は必要ですしあるに越したことはないですが、コミュニケーション能力が田舎暮らしの向き不向きに大きく影響し重要だと言い切るのは難しいかもしれません。
実は私たちも「コミュニケーション能力」は結構重要だと思っていたのですが、移住してから少し考えが変わりました。
コミュニティなどに入り他者と広く関わって田舎暮らしを楽しむ人もいれば、他者との関りは最低限に一人の趣味に黙々と向き合って楽しむ人も見てきたからです。
どちらのタイプの人も、それぞれ幸せそうに暮らしています。
ですので、自分は「田舎でどんな暮らしをしたいか、どう生きたいか」「他者とどう関わりたいか」などの芯をしっかり持ちそれを大切にすることができるかどうかが重要だと考えます。
他者に流されたりせずに自分をもつことは、田舎暮らしを満足できるかどうかに大きく影響があると思うので「5」!
自然が好き
自然というと、「雄大な山々や海が広がっている」とか「樹木に囲まれ四季折々の美しさがある」などはもちろんですが・・
庭に次から次へと生えてくる雑草と呼ばれる草花たちや秋に大量にふってくる落ち葉のことも想像してみてください。
それらも含めて自然を愛せそうですか?
「うんざりしそう」と思いませんか?
園芸種を買って庭に植えて楽しむのも素敵ですが、野に咲く草花も本当に美しいです。
庭に大量に広がった落ち葉は、一枚残らず掃き掃除をしたいですか?「良い堆肥になるといいなぁ。」「落ち葉の下で誰(虫)か冬越ししてるかしら?」なんて思いますか?
こういったことをどう捉えるかで、田舎暮らしの向き不向きが変わってきます。
庭が広ければ広いほど、落ち葉掃除や雑草の管理などが大変で嫌がる人もいますが、それもまた「田舎暮らしの醍醐味」くらいに思えたら適性バッチリです。
自然の好き度によって幸福度は変わりそうですが、庭が狭い家や集合住宅なら「管理」の側面が減るので「4」!
虫や野生動物を毛嫌いしてない
都会に比べたら自然豊かな分、虫も野生動物もたくさん住んでいます。
虫や野生動物が「好き」ではなく、「毛嫌いしていない」とかいたのは、好きまではいかなくても、毛嫌いするほどのアレルギー的に嫌じゃなければ変わっていく可能性があるから。
虫なら蟻、蚊、ハエ、蜂、蛾、ダニ、コオロギ、カメムシ、その他名前が分からない虫多数!!!笑
星を見に外に出たいなぁ~蛍を探しに行きたいなぁ~なんて思っていたんですが、夏の夜は窓にビッシリと虫がついていて、ドアを開ける気がしませんでした。
虫が減ってきたぁ~!と思った涼しい秋になると、今度はカメムシが越冬しようとして家のサッシの隙間から入ってきます。(2mmあれば入れるそうです。虫取り網で外に出していますが、多いと日に3,4匹くらいのことも!)
ただ、これは冒頭でも書いた「どこに住むか」によっても結構違うと思います。室内にどれだけ虫が入ってくるかは、気密性の高い家に住むのか築何十年という古民家に住むのかでは全然違うからです。
虫が苦手は人は新築するか築浅物件に住んだ方が無難ですね。
ちなみに私は虫が苦手・・でもだんだん慣れてきますし、畑仕事をしながら虫の様子を観察していると愛着がわいてくるんですよ~
野生動物はイノシシ、鹿、うさぎ、キツネ、ハクビシン、場所によっては猿や熊もいますよね。
彼らに畑の野菜を食べられた!庭を荒らされた!などといって、怪訝に思ったり敵視して駆除したりすることが多く聞かれます。
でも、自然豊かな場所ならば元々は彼らが住んでいた場所ですし、人間が住む場所までやってくるのは人間の開発などによって山に食べ物が減ってしまっているから・・
同じ仲間と思って広い心で受け止めて、守りたいものはしっかり柵などで対策することで、私たち自身も心穏やかに暮らしていけるのではないでしょうか。
虫や動物を毛嫌いしてる人には都会の高層マンションがオススメ。やっぱり田舎暮らしにはつきもので苦手過ぎると辛いので「4」。
飲み屋・ショッピング・映画館などに出歩かなくて平気
都会にはごく当たり前にあった娯楽やオシャレな場所は、田舎にはやっぱり縁遠いものになります。
休日ともなればそういったところへ出掛けるのを楽しみにしていた方には、ちょっと退屈になってしまうかも。
実際私の身内に該当者がいるのですが、「つまらない。買い物に行きたい。映画みたい。都会に戻りたい」としょっちゅう言っていて、定期的に2時間ほどかけて都会へ出掛けています。
私はそういうところへ行くとグッタリ疲れてしまうタイプですし、買い物はネットで済ませられるし、映画もあまり興味ないけど見たい時はAmazonプライムなどを利用できるので全然平気です。
辛い人にはすっごく辛いみたいなので要注意。
ネット活用で代替策はありますが、常に流行に囲まれていたいとか自分の足で「出かける」ということに重きを置いてる人にとっては辛いので「4」
友人にごく稀にしか会えなくても平気
田舎に移住すれば、仲が良かった人たちと会うこともなかなか難しくなります。
私は元々直接会うということを重要視してなくて、たまのLINEや電話で全然OK・・というよりその方がいいんです。
何年も連絡をとっていなくたって、大切な友達は大切な友達のまま。私にとってはね。(「ご無沙汰だから友達やめられたかと思ってた」と言われたことがあり、考え方の違いに驚いたことがあります。)
でも、そうではない人もいますよね。
友人とは頻繁にランチしながら話したり、一緒にショッピングに出かけたい・・そんな方にとっては、孤独を感じてしまうようになるかもしれません。
孤独を感じる人もいるかもしれないけれど、新たな地でまた新しい交友関係を築くこともできるので「3」。
自ら楽しみを見いだせる
何もない田舎に来たらつまらない、都会でしかできない趣味ができない環境になって不満・・そう思うかどうかはその人次第です。
自ら楽しみを見いだせる人であれば、新しいことをやってみようと思ったり、何気ない日常に喜びを感じたりすることができるでしょう。
我が家の場合は夫婦2人ともそれがうまくできたようです。
田舎だからこそ楽しめることもたくさんありますよ。
どんな環境におかれてもそうですが、前向きに自ら楽しく生きることを考えられると暮らしが豊かになるので「4」!
インターネットを使いこなせる
ITリテラシーがあれば、日頃の生活の不便さをカバーしてくれます。
日頃からネットショッピングを使っている人であれば、買い物に不便を感じることはそこまでないです。
初めての田舎暮らしで分からないこと・困ったことがあれば、Googleに聞けば教えてくれて解決することが多くあります。
また、田舎暮らしで気になる仕事においても、ネット活用ができるかどうかで結構違ってきますよね。
テレワークでの仕事はもちろん、勉強して頑張れば会社に所属せずネットで収入を得ることだってできます。
もちろんネットに弱くても田舎暮らしに問題はありませんが、ネットに強いと生活力が上がり様々な不安が解消されるので「3」。
田舎暮らしの適正度を発表
それでは「田舎暮らしが向き不向き」の結果発表です。
- 30点以上
-
田舎暮らしの適正バッチリ!地方移住に向けて準備してね
- 25~29点
-
きっと大丈夫!田舎暮らしも楽しめるよ!
- 21~24点
-
ちょっと悩むね。低かった項目が大きな影響がないか考えてみよう
- 15~20点
-
心配だね。低かった項目を乗り越えてでも田舎に行きたいか考えてみよう
- 14点以下
-
都会の方が向いてるかも・・もう一度考え直してみようね
いかがでしたか?
まとめ:移住計画を進める前に家族みんなで適性チェックしよう
以上、田舎暮らしが向いているかを判断していただくための項目をまとめました。
改めて、
- 自分の芯をしっかり持ち大切にしている
- 自然が好き
- 虫や野生動物を毛嫌いしていない
- 飲み屋・ショッピング・映画館などに出歩かなくて平気
- 友人にごく稀にしか会えなくても平気
- 自ら楽しみを見いだせる
- インターネットを使いこなせる
でした!
田舎暮らしに向いてるかどうか、参考になりましたでしょうか。
「憧れ」や「何となく癒されそう」と感じる気持ちも大切ですが、移住計画を進める前に一度立ち止まって具体的に考えてみることも大切です。
複数人の家族と一緒に移住する方は、是非家族みんなでチェックしてみてくださいね。