ある日、LINEに大量の土地の写真が送られてきました。
軽井沢に一人で旅行に行っているはずの夫から・・
なんと、旅行中に思い立って、不動産屋に立ち寄り、土地を見に行っていたんです。
これ、移住計画は頭にあったけど、一度も土地を見に行ったことなく、どの辺にするかさえ決めていなかった時です・・
しかし、送られてきた土地の写真は、とても素敵で、私も一気に引き込まれたのです。
翌週、夫婦でその土地を見に行き、なんとローン審査に進むことになるわけですが・・・途中で冷静に考えて、やめる決断をして本当に良かった・・と今、思います。
土地の購入なんて本当に大きな買い物ですよね。ワクワクしながらも、失敗しないか、後悔しないか、恐れている人も多いのではないでしょうか?
そんな失敗ありますか・・?という内容かもしれませんが、
私たちが一目惚れをして土地を購入しそうになった経緯(失敗談)とその原因、そしてそこから学んだことをお伝えします
みなさん、私たちのような失敗はしませんように・・苦笑
初めて見た土地を購入しそうになって結局やめた経緯
土地との出会い:軽井沢の環境に感動し、旅行中に不動産屋へ行った夫
夫がなぜ、旅行中に不動産屋へ行ったかといいますと・・
軽井沢に宿泊し、その自然環境や街並みに惹かれ、「こんなところだったら移住したい」と思ったそうなんです。
この時は既に、
犬との暮らしに駅前マンションは厳しいね・・もっと自然豊かなところへ移住したいね!
ということは夫婦で話していたのですが。
夫は都会好きだったので、多少抵抗もあったんだと思います。そんな夫にとって、軽井沢は、とても魅力的にうつったようです。
軽井沢は「東京24区」なんて呼ばれ方もしているように、都会の延長上にいるような感じがします。
- オシャレで美味しいレストランがたくさんある
- 街並みがキレイで住宅もオシャレ
- 東京まで新幹線で1時間ちょっと(新幹線通勤ができる!)
- アウトレットもある
都会的な感覚を維持しながらも、自然を満喫できるのがとても魅力的。
その自然環境によって、心身ともにリフレッシュできるということで、「屋根のない病院」ともいわれています。
ここだったら移住してもイイ!むしろ移住したい!と思って、不動産屋さんに飛び込んだそうな。
複数の土地に加え、新築の建売も含め、いくつか見せてもらった夫・・
その中で、新規に十数区画を売り出しはじめた分譲地の1区画を気に入りました。区画が整備され、前面道路が広々としていて舗装されています。
生活環境が整っていて安心なことに加え、その地に立った時の空気感を大変気に入ったそうです。
夫婦で再訪、そしてローン申請へ
何で一人で不動産屋に行って勝手に見てくるのよ!
なんて不満を言いつつも、翌週、私も現地を見に行きました。
夫から送られたきた土地の写真が、最高に素敵だったからです。苦笑
ちょっと気になる点もあったのですが、他の土地も見せてもらった中でも確かにとびぬけて良い雰囲気ですごく気に入り、その日のうちにローンの審査を受けることを決めたのです・・。
ローン審査中に考え直してキャンセルへ
そんな急展開で土地を購入しようとしましたが・・ローン審査中に、「やっぱりあの土地やめたい!」と言い出したのは私でした。
その土地にいくつか不安が残っていて、しかもそれが私にとって重要なことだったと気づいたからです
素人ながら、たぶん資産価値としては高い土地だったと感じます。でも、私が土地に一番求めていたのは、「犬と安心して静かに暮らせる場所」。
そこにどうしても不安があり、キャンセルすることになったのです。
勢いで土地を買って失敗しそうになった原因
なんでこんなことになったのか、今振り返ると、3つ原因があったと思います。
直感を優先し過ぎた
一つは、下調べもほとんどせずに、直感を優先し過ぎたことですね。。
「なんかイイ感じ」
「気がイイ」
私たち夫婦は、こういうインスピレーションみたいなものを昔から大切にしていました。
今もそれは大事だと思っているのですが・・この時は、あの土地を買おうと思った90%くらいが直感でした。苦笑
いやいや、安易な決断に自分でもビックリしています
夫婦の希望のすり合わせ不足
さすがに直感だけで土地を買おうとする人は少ないかもしれませんが、これはあるかもしれませんね。
私たち夫婦は、価値観の違いから土地に求める条件や優先事項が違っていました。これすごく大事な点ですよね・・
そしてそれをすり合わせることなく、急に土地探しがはじまったので、遠回りしてしまったと思っています。
- 夫の優先事項
-
- コミュニティが作りやすいこと
- 家の前まで舗装道路になっていること
- 雪が降っても身動きがとれること
- 妻の優先事項
-
- 周囲に家が少なく静かに暮らせること
- 主要道路や観光地から離れていること
- 農薬などの化学物質の不安が極力少ないこと
一言でいえば、夫は利便性とコミュニティの築きやすさ、妻は静けさと安全性・・こんなにズレがあったんですね。
買おうとしていた数十区画が一斉に売り出される分譲地タイプは、コミュニティを重視する夫にとって理想だったんです。きっと同じくらいの経済状況や感覚をもった人たちが集ってきて、自然とコミュニティが築かれます。
人は一人では生きていけないですし、周りとの助け合いも必要になってくると思います。私も人との繋がりを決して軽視しているわけではありません。
しかし、最も重視したいことは違っていました。
夫に遠慮してしまった
ちょっと不安を抱えながらも、ローン申請まで進めてしまったのは、夫に遠慮する気持ちがあったからだと思います。
田舎暮らしは本意ではないのにこの土地ならイイって言ってくれてるし・・
ローン返済を頑張ってくれるのは夫だしな・・
私が不安に感じていた点を伝えてはいたのですが、こんな気持ちがどこかにあって、夫の意向に合わせた部分がありました。
まとめ:失敗から学んだ土地探しに必要なこと
私たちが、うっかり!あやうく!土地の購入で失敗するところだった原因は
- 直観を優先しすぎた
- 夫婦の希望のすり合わせ不足
- 夫に遠慮してしまった
でした。
もしも、あの時スムーズにローンが通っていたらと思うと怖いことですが、幸い、間に合いました。
この経験はまさに失敗談ですが、そのあと土地探しをする上で、とても良い機会にもなったかなと思っています。
結局、当時はまだ資金的にも土地を買うのは厳しいということが分かったので、現地に行っての土地探しは1年保留になるわけですが・・
その1年の間で、ネットでいろんな地域の土地を見たり、夫婦で理想の暮らしを話し合ったりすることで、意見をすり合わせていくことができました。
夫が歩み寄ってくれたといった方が正しいかな
「2人(私と犬)が幸せならそれでいいよ~」と口癖のように言ってくれるようになりましたから。
親やパートナー、子どもと移住をするならば、早い段階で具体的な話し合いをしておくことをオススメします!