地方移住を考えている人にとって、「ご近所付き合い」って結構気になるのポイントではないでしょうか。
人付き合いに苦手意識があったり内向的な性格だったりすると、余計にそうかもしれません。
私は比較的社交的な方ではありますが、都会と地方とでは人付き合いの仕方が違うかなぁ~独特な感じがあるかなぁ~なんてちょっと気になっていました。
- 私が地方移住して実際に体験した、リアルな田舎暮らしのご近所付き合い
- 田舎暮らしの人間関係でうまくいくためのポイントと感じていること
をお伝えします。
もちろんその地域によって全然違うでしょうけれど、参考になるといいなと思います。
私が体験した田舎暮らしのご近所付き合いの実態
結論からいうと、ご近所付き合いは良好で、人間関係で困るようなことは今のところありません!
基本ウェルカムで受け入れてもらえてる
ありがたいことに、私たちと同じような移住者の方々も、元々そこに暮らしていた住民の方々も、快く受け入れてくれました。
直接ご挨拶に行ったのは数軒のみでしたが、散歩中などに初めて出会った方も、「あぁ、あの家に越してきたのね!」「どこから来たの?」などと積極的にコミュニケーションをとってくださいます。
そしてご自身のことや、この地域のことなどいろいろと教えてくださいます。
その分、噂がまわるのが早いのはあるかも・・特に新しくやってきた人はどんな仕事してるのかってのは気になる話題みたいです。苦笑
でも、今のところ他人の悪口みたいなのはほぼないし(聞いたことあるのはある・・)、都会のマンションで隣の人くらいしか知らない環境にいた私にとっては、
自分たちのことを知っててくれていて、何となく気にかけてくれている人たちがいる
という安心感の方が勝っています。
うちの地域の方々は決して過干渉なことはなく、家と家との距離がある程度離れているのもあってか、つかず離れずの関係で心地良いです。
中には、「コロナじゃなかったらあがってもらってお茶でもしたいんだけどね・・」と、まだ知り合って少ししか経っていない私たちにそんな風に言ってくれる方も。
本当にありがたいです。
お裾分けをたくさんいただく
都会暮らしと最も違ったのは、お裾分けをたくさんいただくこと。
これまで頂いたお裾分けは・・
- 家庭菜園で作った野菜
- 家庭菜園の野菜で作ったお料理
- 野菜の種や苗
- 樹木の苗木
- 米ぬか
本当にたくさんいただきました。
そこでちょっと悩むのはお返しなんですよね・・・
でも皆さん、
「うちで食べきれなくてもらってほしいだけだからいいのよ!」
「好きでやってるだけだし、長い付き合いになるんだから、お返しなんて気にしないで」
などとおっしゃってくださいます。
とはいえ、毎回とはいかないものの、私もオーガニック食材や自分で作ったお料理などをお礼にお渡ししました。
お裾分けをいただくことをキッカケに会話がひろがり、
- ここではこんな野菜が育つよ
- 〇〇に気を付けた方がいいよ
- あそこのお店、あなた好きそうよ
なんて情報を教えてもらえたり、親交を深められたりするのが嬉しいです。
こんなお付き合いを億劫に感じてしまうと田舎暮らしはちょっと大変かもしれないので、別荘地なんかの方が向いてるかもしれませんね
行事の参加や奉仕活動はなし
北杜市移住を悩む人におくる具体的な6つのチェックポイントという記事でも触れましたが、私の移住先では、清掃活動・草刈り・お祭り・消防団・定期的な集まりなどの地域の行事や奉仕活動などはありませんでした。
ないというか、移住者は免除されていたんです。このような地域はあまりないかもしれませんね。
清掃活動や草刈りのように地域の環境をよくするための活動は参加する気満々だったのですが、お祭りや集まり(飲み会?)などの行事参加は子どもの頃から苦手だったので、正直ホッとしています。
ちなみに田舎はまだまだ男性社会で、行事参加は男性が中心です。
年齢層も高め。そのためか、「長く定住する気持ちがあるなら良かったら仲間に入ってね」と声をかけていただきました。将来的に入らせてもらってもう少し濃い関わり方をしていくかもしれません。
これもきっと受け入れてもらってのことかなと思い、ありがたく受け止めています
スローライフするつもりで地方移住したのに、地域の行事が大変でそうはいかなかったというケースもあるので、ここは要チェックだと思います。
田舎暮らしの人間関係で失敗しないためのポイントと感じていること
と、ここまで私の移住先でのご近所付き合いをお伝えしましたが、良い人間関係を築くためにいくつかポイントがあるかなぁと感じているので、それをまとめてみます。
挨拶は積極的に
基本中の基本かと思いますが、「挨拶」はホント大事です。
例え挨拶が返ってこなかったとしても・・
やっぱりそういう人もいます。苦笑
どこにいってもそういう人はいるということで気にしないようにしています。
最初は、正直どこのどなたか分からないことが多いですが、知らない人でも挨拶するのが田舎のイイところだなって感じています。
都会暮らしでは、同じマンション内で出会った人くらいでしたから・・
何度か挨拶をするうちに、仲良くしてもらえるようになった方もいます。
困ったことがあったらどんどん頼ってみる
田舎あるあるなのか分かりませんが、親切な方やお世話好きな方が多い印象があります。
特にご年配の方は、こちらから聞かなくても惜しみなく情報を提供してくださる・・
なので、こちらも困ったことや知りたいことがあったらどんどん頼ってみることにしました。オススメの草刈り機や接道の砂利の入手方法を教えて頂いたりしました。
その後かならず、「あれ買ったらすごく良かったです!」「無事に砂利を敷けました~」などと報告すると、喜んでくださってまた距離が縮まる感じがします。
きっと頼られて嫌な気持ちになる人はあまりいないですよね。
これからも田舎暮らし先輩たちに、暮らしの知恵をたくさん教えていただきたいなと思います。
気負い過ぎずなるべく自然体で接する
移住先での生活、失敗するわけにはいかない!と力が入ってしまいがちかもしれません。
そこで変に愛想をふりまいたり優等生風を装ったりしていると、結局自分が疲れてしまうだけで長くは続かないし、なかなか溶け込むことができません。
気負い過ぎず自然体の自分でなるべく接してみたほうが、相手も受け入れてくれたりぐっと距離が縮まったりするものだと感じています。
もちろん全員に対しては難しいから気が合いそうな人がいたら!
会話の中でさりげなく自分の嗜好などを話してみるといいと思います。
私はおかげで突っ込んだ話をしたり相談できたりするご近所さんができました。
まとめ:田舎暮らしのご近所付き合いわりと快適!
以上、地方移住した私のご近所付き合いとうまく人間関係をつくるポイントをご紹介しました。
我が家の田舎暮らしのご近所付き合い
- 基本ウェルカムで受け入れてもらえてる
- お裾分けをたくさんいただく
- 行事の参加や奉仕活動はなし
田舎暮らしの人間関係で失敗しないためのポイント
- 挨拶は早めに、そして積極的に
- 困ったことがあったらどんどん頼ってみる
- 気負い過ぎずなるべく自然体で接する
地方独特のものっていうのは各地域にあるでしょう・・。とはいえ、どこに行っても良い人もそうでない人もいます。
「自分の関わり方や接し方ひとつで変わる面も大きい」ということは、常に意識して過ごしたいです。