北杜市移住を悩む人におくる具体的な6つのチェックポイント

移住先として変わらず人気がある北杜市。

コロナ禍で益々移住される方が増えて、良い土地がだんだん減ってきているそうです。

一方で、魅力を感じながらも北杜市への移住に不安を感じて迷っている方も多いかもしれません。

ネットで検索すると残念な話がいろいろと出てきますからね・・

このサイトへのアクセス経路をみてみても、「北杜市　移住　最悪」で検索してきて辿り着いてくださった方が一番多いです。苦笑

まだ移住して1年経過していませんが、今のところの結論としては幸い最悪ではありませんでした。笑

しかし、後悔しないために事前に知っておいた方がいいかなと思うことがあるので、それを共有したいと思います！

北杜市への移住を検討している方に、少しでもお役に立ちますように^^

北杜市といっても場所によって全然違う

北杜市には、明野町、須玉町、高根町、長坂町、大泉町、小淵沢町、白州町、武川町の8つの町があります。

平成の大合併でこれらが一緒になって北杜市がうまれたのですが、それぞれの特色を未だ色濃く残しているような感じがします。気候とか街並みだけでなく。

なので北杜市への移住はどうかといったら、

具体的にどの辺に住むかによって結構違ってくる・・

と思います。

北杜市移住において事前にチェックしたいこと

では早速、移住する前にチェックしておきたいポイントをまとめていきたいと思います。

ゴミ捨てや地域の関わり・・区、組など

これが一番気になるところではないでしょうか・・

• ゴミ捨てが不便なくできるかどうか
• 地域のゴミ拾いや草刈りなどの作業が頻繁にあるのではないか

この辺のことって、北杜市に限らず都会から地方へ移住する上ですごく気になると思います。

ネットで北杜市の情報を検索していると、ゴミ捨てで苦労している人の話をいくつか目にします。

北杜市には行政区というのがあって、それを更に分割したエリアを組と呼んでいるんですが、どこの組の所属になるかで全然違うようです。
北杜市行政区一覧

実際うちの場合はどうだったかというと、組費を年1万円払うことで・・

このようになっています。

①組にあるゴミ捨て場に、燃えるゴミ＆燃えないゴミを捨てることができる

燃えるゴミと燃えないゴミの排出場所には、徒歩で行けます。

燃えるゴミは週2回とごく一般的なので、特に不便は感じません。

燃えないゴミは月1回ですが、滅多にでないので問題なし。実際引っ越してきて1度しか出したことありません。

ちなみにこれらは指定のゴミ袋があって、名前を記入して排出します。

②資源ゴミや粗大ゴミは、公民館に捨てることができる

• 段ボール・紙類
• プラスチック、ペットボトル類
• ビン、缶
• 粗大ゴミ

これらの資源ゴミは、車で数分のところにある公民館へ持っていきます。

公民館は徒歩でも行けなくない距離ですが、回収はだいたい隔週なので、ネット購入頻繁な我が家には段ボールとか車じゃないと無理な量です。

これ逃すと一月分くらいになるのでちょっと困ります。苦笑

回収時間は夜の1時間のみ・・

今日の夫のように仕事の都合とかで無理な人っているよね・・？田舎だからこれでも成り立ってる感が正直あると思います。

何度も言いますが組によって違うので、公民館の鍵を各家庭で持っていたり、終日開放していたりして、いつでも出せるところもあるそうですよ（羨ましい！）

ちなみに1つ裏技があります。笑

長坂インター近くのオギノ！

資源ゴミ回収ボックスがあって、ビン、缶、ペットボトル、発泡トレイを出せるんです。（段ボール、紙類、プラスチックは対象外）

ちなみに市内ではありませんが、お隣の韮崎市にあるオギノ・韮崎店なら段ボールと古紙類も出せますよ。

③地域の草刈り・掃除などの行事参加はない

3つ目の地域の草刈りや清掃なんですが、うちの組の場合、元々住んでいらっしゃる方々が行ってくださっています。

移住者組は組費を数千円多めに払うことで免除されているというわけです。やらなきゃいけないことは何もありません。

どちらにするか選べるのですが、ほとんどの移住者が免除される方を選んでいます。

※組によって違います！！（しつこい）

建築するならインフラを要チェック

北杜市に限らず田舎で建築をする場合、インフラは結構重要ポイントになります。

うちはお隣さんと離れていたのでインフラは全く整備されていませんでした。

もちろん土地を購入する前に、各社に問い合わせをして家を建てて問題がない（インフラ整備できる）という確認を済ませたのですが・・

何度も電力会社とやりとりをして動き出したものの、電柱をどこにどう立てるかという地主さんへの交渉で時間でまたかかりました。

この辺もまた別記事にしたいと思います！

水道は建築前にスムーズに設置してもらえましたが、電気と違って設置工事費は施主負担です。

それから井戸になる土地もあるので、それも要チェックですね。

水道水の安全性も揺らいでいますが、井戸水（浅井戸だと特に）も大気汚染や農薬の影響を受けやすいそうです。

運転はできないと不便

田舎暮らしには運転はつきもの、ですよね。

田舎暮らしでは、例え駅近に住んだとしても運転ができないとちょっと不便だと思います。

駅周辺にスーパー、病院など必要なものが揃っているわけではなく、むしろ駅から離れたところにあります。

町のつくりが車を持ってる前提なんでしょうね。

バスの利便性もよくないので、やっぱり運転はできないと困りますね・・。

【追記】移住1年後、ようやく重い腰をあげて運転の練習をしました！

移住の目的や移住してやりたいことを明確に

移住して後悔するって外的要因ももちろんあると思いますが、そうでないケースもわりとあるようです。

うちの近所では、夫婦で移住したものの、妻は田舎暮らしを楽しめたけど夫は無理で都会に帰り別居しているという話を聞きました。

想像していたこととのギャップというのはあるかもしれませんが、移住の目的ややりたいことが明確になっていると防げることがあるかもしれませんね。

更に家庭菜園やガーデニングが趣味になって楽しんでいます！

都会好きな夫はどうかというと、「私と犬が幸せならそれでいいよ」と言ってくれていましたが、彼自身も田舎暮らしを満喫しているようです。

• ジョギングを楽しんだり
• 新たにゴルフを始めてみたり
• 庭の芝生の管理やグランドカバーをポットで増やすのを楽しんだり
• 山々の景色を楽しんだり

書いててちょっと笑っちゃいました。移住前では特に下の2つなんて考えられない人でしたから。

紅葉は嫌いとか言ってたのに「紅葉が美しい！」とか言っていますし。笑

家族全員が同じように目的意識や強い希望をもって移住できれば一番理想だと思いますが、そうでなくても何か楽しみを見いだしていけたらいいですよね。

北杜市、それを見いだせる魅力が十分あると思います！

自然や虫、野生動物とは共生を

田舎暮らしには切っても切れない豊かな自然、たくさんの虫や野生動物。

これは移住前に十分想像がつくと思いますが、虫がどうしてもダメで田舎暮らしをやめたという方もいるようです。

私は、自然、虫、野生動物、どれも地球の生態系を維持してくれている大切な仲間だと考えています。

朝外に出てみると、野生動物が庭を通った足跡があったりしますし、家庭菜園をしてみればたくさんの虫たちがきたりします。北杜市に移住してから、それらが更に身近な存在になりました。

野生動物は鹿、イノシシ、ハクビシン、リスなどたくさんすんでいて、場所によっては猿、そして熊も時々あらわれるそうです。

元々は彼らがすんでいた自然豊かな土地。

「絶対荒らされたくない！」みたいな気持ちでいると互いに辛いかも・・

動物の姿を見たら驚かさないようにそっと距離をとったり、特に夜の運転に気を付けたり（鹿がひかれるとそのまま駆除されます）、平和に共存できるようにしたいです。

医療問題（人間も動物も）

北杜市内には一通りの病院はありますし、最近できた設備が整っているような新しいところ、東京から北杜市へ移られたところもあります。
引続き通おうと思っている病院ももちろんあります。

ですが、都会と同じ医療レベルを求めるのは・・北杜市に限らず田舎は難しいかもしれません。

甲府市や甲斐市（北杜市からだと1時間前後）などは山梨県の中でも都会なので、そこまで行くと選択肢が広がってきます。

北杜市にも動物病院は複数ありますが、持病があるので設備や技術などが安心できるところにしました。

人間も動物も、歳を重ねていくこれからが気になるところです。

ちなみにお隣の長野県原村で土地探しをした時に、高齢になって高度医療が必要になり、東京に戻る人が結構いるという話を聞きました。

とはいえ、日々をストレス少なく心地良く過ごすことで、免疫力をあげる生活ができるだろうし・・

私は毎日を幸せな気持ちで暮らせる方を優先させたいな～と感じます。

でもこればっかりは、人それぞれの価値観によって違いますし、健康的な生活を送っていてもいつどんな病気になるか分かりませんね・・

そう思うと・・

・持病がある方は、事前に通える病院があるか確認しておく
・高齢になった時や万が一の時の選択肢を考えておく

などは必要かと思います。

まとめ：北杜市移住はどこに住むかが結構重要

以上、北杜市移住を迷っている方に向けて、

をまとめてみました。

北杜市全般に共通することと、もっと細かいエリアによって全然違うこととがあることをご理解いただけたかと思います。

なんか北杜市面倒！と思った方もいるかもしれませんが、それでも魅力感じるんだよねって方は、ぜひ積極的に情報収集をしてみてくださいね！

ご自身にあった素敵な場所に出会えますように。