地方移住が実現したら、早速やっておきたいことはご近所さんへの挨拶回り。
移住先での人間関係は最も関心の高いことの一つ。
最初の挨拶回りで失敗したら、その先住みにくくなるんじゃないかって不安も大きいのではないでしょうか。
移住後の挨拶回りがスムーズに滞りなく進むよう、どんなタイミングでどんな風にすれば良いかをまとめました!
挨拶回りは何のためにする!?
まず、そもそも挨拶回りは何のためにするのでしょうか。
移住者側が不安を感じているのと同様に、そこに住んでいらっしゃる地域の方々にとっても、どんな人が来るんだろう?うまくやっていけるかな?という想いを抱いているはず。
相手のことを知りたいならば、自分たちのことを知ってもらうことが大切です。
そして互いに知り合うと、その後の人間関係やコミュニケーションがスムーズになりますね。
大学で上京したての頃、隣に住んでる人の名前も顔も知らなくて、薄い壁をドンドン叩かれた時は怖かったなぁ・・
こんなことも、顔見知りだったりちゃんと挨拶を交わしていたりしたならば、避けられたかもしれません。
無用なトラブルを避けるためにも、挨拶回りはしておいた方が良さそうですね。
いつ誰に挨拶する?
まずは自治会長・町内会長さんに
早々に挨拶に行っておきたいのは、自治会長さん。
地域によって、自治会、町内会、地区・・など呼び方は様々ですが、その地域をとりまとめている会長さんのところへ挨拶に行きましょう。
会長さんが誰か分からない場合は、お隣さんなどに先にご挨拶して伺っておくといいですね。
挨拶のタイミングは引越し直後でももちろん問題はありませんが、もし引越し直前などに現地に行く機会があれば、その時に挨拶をしておくとより安心。
ゴミ捨てのことなど生活に直結することを事前に知っておけると、移住後の暮らしがスムーズだからです。
それと、ご近所さんどこまで挨拶をしていいか悩んでいる場合は、地区の会長さんにご相談してみるのも一つです。
地域によってご近所付き合いの濃さが違うので、温度感を確認しておくといいでしょう。
ご近所さんや大家さんなども早めに
どこまで挨拶をすれば良いか、よく言われるのは「向こう三軒両隣(自分の家の向かい側3軒と、左右2軒の隣家の合計5軒)」ですね。
それを基本と考えて、自分の地域で何となくこの辺までは行っておいた方が良さそうだなと感じた場合は迷わず行っておきましょう。
ちなみに我が家は、7軒のお宅にご挨拶に伺いました
基準はないし難しいですが、自分の自宅から見渡して何となくこの辺が一つのまとまったエリアになってるよな~という範囲にしました。
挨拶に伺うタイミングは早ければ早いほどいいです。
私たちは2軒ほどご挨拶に伺うのが遅くなってしまい、気まずい思いをしました。
- 何度か伺ったもののタイミングが合わなくて会えなかった
- 向こうにも家があるけどどうしようか・・と伺わないでいた
というケースがありました。
その後、散歩中にその家の方とバッタリ会ってしまったのです。
これはホント教訓になりました。
- 不在でも曜日・時間を変えて何度も行ってみよう
- 会えなかった場合は置手紙を残そう(簡単な挨拶と名前を添えたカードを準備!)
- どうしようか迷ったら挨拶に行っておくべし
ちなみに直接ご挨拶に伺った7軒とは別に、地域の集まり(移住者は参加していない会)にも顔を出させてもらい、挨拶をさせてもらいました。
そこまでする~?とも思ったのですが、その後のコミュニケーションがとりやすくなったり、こちらから相談したいことがあった時にとてもスムーズだったりしたので、そのような機会をつくってもらって良かったです。
また、ご近所さん以外にも
- 賃貸なら大家さん
- 別荘地に住むなら管理会社さん
- 家を建てたなら建築工事で協力いただいた隣地の地主さん
などもお忘れなく!
準備しておきたい手土産
何か手土産などを準備しておくと、こちらも挨拶しやすいですし熨斗があれば名前を覚えてもらいやすいです。
問題は何を持っていくかですが、何がいいか迷ったら、お世話になった不動産屋さんや工務店さんなどに聞いてみるのもオススメです。
地域によっては「これが一般的」というものがあるようなので、念のため確認しておくと安心ですね
例としては、
- タオル(無難すぎるけど不要なら掃除に使えて困らない)
- 菓子折り(クッキーやお煎餅などあまり好き嫌いがなさそうなもの)
- 以前住んでいたところや出身地の名産品(自分たちのこと知ってもらえたりネタになったりする)
食べ物は好みがどうしてもあるので、やっぱりタオルが無難でいいかなぁ~と個人的には思います。
予算は1軒あたり500~1,000円くらい。
我が家はまさにタオルにしたんですが、足りなくてバタバタするのも嫌なので念のため多めに購入しました。
余っても家で使えるので良かったです!
洗剤や入浴剤などの生活用品もよく検討されるものですが、これもニオイや原料の拘りや好みなどが結構あると思うので避けておいた方が無難だと考えます。
・・ちなみに後日談で笑ってしまった話ですが、ビジネスマナーとしては紙袋からお土産を出してお渡しするものなのでそうすべきか夫が迷ったそうですが、なんか違うなと思ってそのまま渡したそうです。
田舎暮らしではそういう堅苦しいマナーを気にするよりも、相手の懐に入っちゃうくらいの親し気な雰囲気が必要かもしれませんね。
どんな話をする?
いざ挨拶となると一体何を話せばいいかな?と心配になるかもしれません。
「どこから来た〇〇です」は最低限として、何か話しておきたいこと(知っておいてほしいこと)がないか事前に考えておきましょう。
例えば・・
- 仕事をしているので平日は不在が多いです
- 二地域居住なので月の半分こちらに来る予定です
- 子どもはちょっとシャイですが段々慣れると思います
などなど。
実際どんな話をするのか、参考までに私たちの例をお伝えしますと・・
- 私たちがどこから来たか、何の仕事をしているか
- どうしてこの地を選んだか
- この辺に住んでる方たちのこと(〇〇さんも同じところから移住されてきたわよ!等)
- ゴミ捨ての仕方や地域の特徴など
- 相手の移住経緯や趣味について
- 一緒に連れて行った犬のこと
思っていたよりたくさん話をして頂きました。田舎あるあるかもしれませんね。
自分たちのことも興味をもって聞いてくださり、且つご自身のことや地域のことも色々と教えて頂きありがたかったです。
話題に困ってしまったら、「木戸に立ちかけせし衣食住」です。
「この辺はやっぱり寒いですね」「今年の雪はどうですか?」「お庭がキレイですね!」「この木はなんていう木ですか?」「薪はご自身で切ってるんですか?」などとふってみると、そこから会話が広がるのでオススメです。
移住前にお世話になることがあったなら、そのお礼も忘れずに!
まとめ:移住後の挨拶回りは「すぐ行く」「迷ったら行く」
以上、移住後の挨拶回りについてまとめてみました。
- 自分たちを知ってもらい、その後のコミュニケーションを円滑にするために挨拶回りをしよう
- 自治会長さん、ご近所さん、移住にあたってお世話になった方に滞りなく
- 手土産はあまり好みが分かれないものを
- 挨拶時に話しておきたいこと(知っておいてもらいたいこと)があればまとめておこう
最初の挨拶をしっかり済ませることができれば、地域の一員になれたという気持ちが湧いてきますし、その後の生活がしやすくもなります。
移住前は何かとバタバタしがちですが、挨拶回りだけはとにかく「すぐ行こう!」「迷ったら行こう!」を合言葉に!