新居の窓に何をつけるか・・
カーテン、ブラインド、ロールスクリーン、結構選択肢があって、ここで悩む方って多いのではないでしょうか?
特に、
大きな窓を設置したいけど、日差しも不安だしどうしよう・・
と悩む方!
私たちは場所によって採用したものは違いますが、一番悩んだのはリビング(LDK)の大きな窓でした。
そこで採用したのが外付けブラインドのヴァレーマ。
結果的に採用してとても良かったのですが・・決定に至るまでに後悔やモヤモヤなどがありましたので、その経験も含めてこれから家づくりする方にも知って頂きたいなと思います。
- 外付けブラインドのヴァレーマってどんなもの?
- 私たちがヴァレーマを採用した理由
- 実際ヴァレーマがある家で過ごしてみた感想
- とにかくカーテン類は早く決めた方がいい理由
を、お伝えしていきますね!
外付けブラインドのヴァレーマってどんなもの?
ヴァレーマ(warema)はドイツの商品で、太陽の光をコントロールできる屋外用ブラインド。
ドイツといえば、環境保護への取り組みを積極的に行っている国として有名ですが、ブラインドは室内ではなく屋外につけるのが一般的なのだそうです。
- 日射エネルギーの透過率が低く、約80%を窓の外で遮断
- 窓越しの輻射熱を遮り、その熱量は1/5に下がる
- 熱を遮りながら、眺望・通風・採光をキープできる
なんと室内ブラインドは日差しを遮っても、室温は上昇するんですね・・!
ちなみにヴァレーマは、新築の家はもちろんのこと、既に建っている家にも後付けすることも可能です。
日本の販売店、オスモ&エーデル株式会社を通して契約し施工します。ドイツから輸入するので余裕をもった手続きをする必要がありますね。
我が家のリビングの窓にヴァレーマを採用した理由
数ある選択肢の中、我が家のリビングの窓にどうしてヴァレーマを採用したかをお伝えします。
景色を最優先したかったため
一つ目の理由は、「景色を最優先したかった」ということ。
家づくりで夫が一番にこだわっていたことなんです。
窓はとにかく
- 床から天井まで
- 横幅も壁の端から端まで
これ、譲りませんでした。
結果、こんな感じのLDKと窓になりました(省略しましたが南と北にも窓あります)。
元々窓には強いこだわりがあった夫ですが、景色がとてもきれいな土地を見つけることができまして、それを遮るのは許さない!くらいの勢い・・苦笑
- 一般的なカーテンやバーチカル(縦型)ブラインドだと、開けた時にサイドにたまる・・
- ロールスクリーンや室内ブラインド、シェードカーテンなんかだと、開けた時に上にたまる・・
窓のサイズも結構大きいので、たまる厚みが結構なものになります。
それで景色を遮られたくない!ということでした。
その美意識いる~?と私なんかは思ってしまいますが、土地を探しをはじめた頃から言っていたので余程なのでしょう。笑
ちなみにうちのLDKは上記の図の通り縦長で、キッチンのコンロのギリギリまで窓になっているので、どちらにしてもサイドにたまるカーテン類の採用は難しかったですね。
カーテン類を天井埋め込みにできなかったため
前項を読んで、「上にたまるのが嫌なら天井に埋め込んだらいいじゃん」と思われた方がいるかもしれませんが・・その通りです。
今、そういうデザインにしている家が多いですよね。
- 天井をくり抜いて埋め込むとか・・
- カーテンボックスを天井につけて、たまりを隠すとか・・
スッキリしていてオシャレに見えます。
間取り決めの段階で、前項に書いたように
とにかく窓を一面に!床から天井、壁の端から端まで窓にしたい!!
という要望を、工務店さんに強く熱く伝えていました。
設計段階で、この点(窓の面積、配置、柱の位置や太さなど)にかなりの時間を要し、修正に修正を重ねていったのです。
そんな経緯もありましたし、当時住んでいたマンションも埋め込まれていたのもあって、私たちは勝手に埋め込む仕様にしてくれているだろうと思い込んでしまっていたんです・・
埋め込む仕様について確認したのは、時すでに遅しでもう変更できないと言われたのでした。
これは盲点でした・・。工務店さんには正直、顧客ニーズつかんでほしかったとも思うけど、確認せず思い込んでた私たちが良くなかったね・・
西日をしっかり遮りたかったため
このリビングの大きな窓、実は思いっきり西側を向いています。
普通、西日を避けるために西側には窓を極力つけないですよね
ですが、西側に素晴らしい景色が見える土地だったので、西に開口を向けて大きな窓を設置したというわけです。
実は当時住んでいたマンションも西日が強く入ってくる間取りでした・・。
なので西日の脅威はよく分かっていましたが、西に大きな窓を設置するのは前述の通り譲ってもらえないことだったので(苦笑)、西日をしっかり遮ってくれるものにしようと考えていました。
ヴァレーマを実際採用した感想
では実際ヴァレーマを採用してみてどうだったか率直な感想をかいていきますね。
暑さをしっかり凌いでくれた
移住先は八ヶ岳の南麓・・標高によっては冷房がいらないような場所もありますが、うちは夏は暑いんです!
冬でも太陽がしっかり出ていれば、西日効果も相まって室内の温度が30度近くにまで達します。
ヴァレーマは暑さ対策には本当に心強いです。
ヴァレーマで窓ごしの輻射熱を遮るだけで、その熱量は約1/5まで下がります。
外付けブラインドシステム ヴァレーマ オスモ&エーデル株式会社
実はリビングに設置した窓に、ヴァレーマだけではなくロールスクリーンも使っています。
このように外に出入りするドアの部分だけロールスクリーンになっているんです・・
ヴァレーマとロールスクリーンをどちらもおろした状態で窓際に立つと、暑さが歴然なんですよ!
ドアの開閉に差支えがあったためやむを得ず、ドア部分だけロールスクリーンになったのですが、ヴァレーマの威力を検証できる結果となりました。笑
恐らく夏の光熱費削減に繋がっていると思います!
ヴァレーマは本当に暑さを和らげてくれて、おかげで快適に過ごすことができています。
残念ながら、我が家のヴァレーマはFIX窓部分のみなので、ブラインドをおろしたまま通風できるという恩恵は受けていません
眩しさ(光の加減)を細かく調整できる
暑さ問題と同様、西側の大きな窓の問題になるのは眩しさです。
そんな眩しさを調整するのに、ヴァレーマの有能さが発揮されます。
7段階ある角度を調整することで、ちょうど良い採光にすることができるんです
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、7段階がどんな具合か写真をとったので載せてみます。(撮影時期:2月、15時)
なんとなく分かりましたでしょうか。ちなみに南側にも窓があり、そこは開けた状態で撮影しています。
厳しい日差しを遮りながらも、目の前の景色を邪魔しないのも嬉しいポイント!(上記写真の採光段階4くらいまでは景色が見れますよ)
室内がスッキリした
屋外に設置しているので、開けても閉めても、どんな状態でも見た目がスッキリします。
一般的なドレープカーテン・レースカーテンの組み合わせなんかだと、開けたらサイドにたまりますし、閉めていても膨らみが出ます。
大きな窓だと余計にそうですね。
カーテンでしか出ない雰囲気もあって好きなので、私の寝室はカーテンにしています
埃を気にしなくて済むし掃除も楽
こんなこと言ったらちょっと恥ずかしいですが、埃を気にしなくてイイって外付けブラインドの結構嬉しいポイントです。
同じブラインドでも、室内ブラインドですと、カーテンやロールスクリーンよりも埃がたまりやすいので小まめな掃除が必要ですよね。
実は室内ブラインドにする案も出ていたんですが、大きな窓では掃除が大変だから避けたいと主張していました。小さな窓ならまだいいですけどね・・
ちなみに・・この家に住んで以来(10カ月経過)、ブラインド掃除をしていませんでした~><
汚れ目立たないですし、夫婦2人ともあまり気にしないタイプなもので。苦笑
この記事をかいているのが良い機会ですので、初めて掃除をしてみました。
散水ホースで洗い流す before after
このように散水ホースで洗い流しただけですが、凝視しないと気にならないくらいキレイになりました!
説明書には、
水で洗い流さずに雑巾やモップなどでブラインドを拭かないでください。ブラインドに傷がつく恐れがあります。
外付けブラインド「ヴァレーマ」手動・電動タイプ 取扱説明書より
と書いてあります。
散水ホースだけでとれない汚れは、スポンジで水を流しながらでこするといいようです。
気になっていた開閉時の音は問題なし
電動で開閉操作をするので、その音がうるさくないかな?ということが気になっていました。
音にわりと敏感なもので・・。
でも、全然問題ありませんでした。
強風時も問題なし
もう一つ気がかりだったのは、強風の際どうなるかということです。
- 壊れないか
- 大きな音がならないか
引越し先は、結構強い風が吹く地域だったので、これがちょっと心配でした。
強風時は、自動でブラインドを収納できるオプションがついているのですが、実はまだその機能を体験したことがありません。
物凄い強風の時は、バタンバタンという音がさすがに少々気になるので、自動収納されるより先に収納してしまうからです。(10カ月の間で約3回経験)
いつか自動で動き出すまで待ってみます
ちなみに、我が家はお隣さんやお向かいさんの家が離れているので気になりませんが・・
近隣住宅や接道から室内が見えやすい場所にヴァレーマを設置すると、強風時等で収納すると室内が丸見えになってしまいます
そんな場合は、内側にレースカーテンやロールスクリーンと併用してもいいかもしれませんね。
家づくりをするならカーテン類は早く決めるべし
ここまで我が家がヴァレーマを設置した理由と、実際使った感想をまとめました。
読んで頂いてお分かりいただいたかなと思いますが、大事なのは・・
カーテン類は、家づくりをする際に絶対に後回ししてはいけない!!
ということです。
なぜなら、
- カーテン類は結構高額になる
- 我が家のように家づくりが進んでからでは実現できないこともでてくる
- 部屋のイメージを大きく変える要素の一つ
- 窓の形状とカーテン類の相性がある
これらの理由から。
特に、見た目に強い拘りがある方は、間取り決めの段階で考えておくことをオススメします。
まとめ:西日に最強のヴァレーマ&カーテン類は早めに決めよう
以上、我が家で採用した外付けブラインド・ヴァレーマに関するお話でした。
ヴァレーマは、 熱を遮りながら、眺望・通風・採光をキープできる外付けブラインド
ヴァレーマを採用した理由
- 景色を最優先したかった
- カーテン類を天井埋め込みにできなかった
- 西日をしっかり遮りたかった
ヴァレーマを実際採用した感想
- 暑さをしっかり凌いでくれた
- 眩しさ(光の加減)を細かく調整できる
- 室内がスッキリした
- 埃を気にしなくて済むし掃除も楽
- 気になっていた開閉時の音は問題なし
- 強風時も問題なし
家づくりするならカーテン類は早めに決めよう
カーテン類は、家づくりにおいて後回しにされがちなものかもしれませんが、生活の質や居心地に影響を与える重要なアイテムの一つだと実感しています。
私たちが選んだヴァレーマは、大変オススメで採用して後悔した点はまったくありません
「設計段階で決めていれば・・」と申しましたが、天井埋め込みができたら恐らくヴァレーマの存在自体を知ることもなかったと思うので、結果的には良かったです。
ですがですが、最後にどうしても念押しさせてください!!!
こだわりの場所だけでも、窓の種類・カーテンの種類・建物の仕様を、同時進行で検討しましょう!!