土地も決まり、いよいよマイホーム計画が本格的に進むという段階って、とってもワクワクします。
そんな中、建築会社さんと最初にとりかかるのが、間取り決め。
希望を伝えれば100%理想の間取りができる!なんて思っていたら、なかなか思うようなものができず何度もやりとりを重ねてしまう・・
そうなると、これから決めることがもっとたくさんあるのに間取り決めだけで消耗してしまいますよね・・
なるべくスムーズに理想の間取りに近づけるためには、事前準備が重要です!
間取り作りを成功させるために、どんな準備をしておけば良いかをご紹介します
間取り作りで失敗しないためにしておきたいポイント7つ
いざ、間取りを自分で考えてみるようとしたり、依頼して作ってもらったりすると、間取りの奥深さを思い知らされます。
敷地や予算などいくつかの制限がある中、最大限希望を盛り込めるといいですよね。
そのために自分の経験からも、予めやっておきたいポイントをまとめてみました。
立地や敷地、法律による制約などをチェックする
まずは、建築するうえで、制約がないかを確認しましょう。
- 敷地面積
- 建ぺい率(敷地に建てられる1階部分の床面積の割合)
- 容積率(敷地に建てられる延べ面積の割合)
- 高さ制限
このほかにも、地域によってさまざまな規制があります。
土地を購入する段階でチェックしていると思いますが、具体的に建築計画をすすめる段階で再度確認してみましょう!
その他、土地の地形や周辺環境によって向き不向きや、気を付けたいことが出てくることもあるので、それをまとめてみるといいかもしれません。
例えば我が家の場合は・・
- 土地自体は広いけど、ほぼ傾斜 ⇒ 平地におさまる平屋か2階建て
- 裏手には田園と杉林がひろがっている ⇒ 音と花粉を極力避けられる間取り
- 東から北に向かって接道がある ⇒ そちらに開口しない
こんな感じ。
理想の暮らしをまとめてみる
理想の暮らしは各家庭によって違います。もっと言えば、家族一人一人によって違うかもしれませんね。
私が家づくりをスタートする時によく目にしたのは・・
- どこにいても家族の顔が見える家
- 家事同線の良い家
私は家族であっても、リビング以外はちゃんとプライベートスペースをとりたいタイプなので、一般的な理想とは違うんだなぁと感じました。
理想の暮らしがどのようなものかを明確にしておくことで、判断を求められる場面でも決断しやすくなります。
今、困っていることをまとめてみる
今の暮らしで困っていることはどんなことでしょうか?
せっかくマイホームを建てるなら、困っていることや不満な点を解消できる家にしたいですよね。
私の場合はこちらでした。
- 収納が少なくてモノがあふれかえっている
- 夫と生活時間が異なり安眠に影響が出ている
- 室内干しスペースがない
予算の中でできることは限られてはきますが、困りごとを解消することはストレスの少ない暮らしに直結すると思うので大切にしたいです。
どんな小さな希望でもすべて洗い出す
希望を羅列していくと、ここで挙げるような迷いが出てくるかもしれません。
「こんなこと書いたら面倒くさがられるかな・・」なんて思わず遠慮せずに自分が思うように書いてみる
建築会社の方も、これまで十人十色の希望を聞いてきています。ビックリするような依頼や希望はきっと既にたくさん経験してきているはず。笑
それに、他人がどう思うかより、自分がどんな希望を持っているかを大切にしたいですよね。
「ここまで書かなくても普通そうだから分かるよね・・」は厳禁!
「普通」というのはナイと思った方が良いのかもしれません。
自分にとって普通だと思っていても、相手にとってはそうではないことが多々あります。
なので、特に重視する点については、細かく説明書きを添えておいた方がいいでしょう。
「予算に見合ってないことかくべきじゃないかな・・」と気にしなくてOK!
限られた予算の中で、大きなことを言い過ぎかな・・と躊躇することがあるかもしれません。
でも、希望ですから、もちろん何を言っても大丈夫です。というか言うべきだと思っています。
かなり費用がかかると思っていたものが実はそうではなかったり、建築会社の付き合いで安く仕入れることができるものだったりすることも。(もちろん逆もありますが。苦笑)
間取りの計画段階では、予算内で実現できるかどうかは一旦おいておきましょう!
計画が具体的になっていく段階で、少しずつ調整していけばOK!
こだわりの家具や住設があれば予め考慮する
あなたがどうしても新居で使いたい家具や住宅設備はありますか?
- 結婚祝いにもらった大切な食器棚・・
- 長年憧れていた〇〇のフルフラットキッチン・・
などなど、もしそういった物があるならば、予め伝えておく必要があります。
それをちゃんと配置できるような間取りにしておかなければいけないからです。
私は冷凍スペースが広いAQUAの冷蔵庫を置けなかったのが心残り・・
優先順位を考える
LDKは20畳以上ほしい!洗面所と脱衣所は分けたい!夫婦の寝室も分けたい!大きなパントリーを作りたい!家事導線をよくしたい!玄関先にも洗面台をおきたい!・・・etc
既に述べたように、希望をすべて洗い出して伝えることは、必要なことです。
しかし、いざ出来あがった間取りを見た時に、希望が反映されてない・・と感じることがあるかもしれません。
実はうちがそうでした~
希望をちゃんと伝えたはずなのにどうして!?と思いましたが、優先順位をつけられておらず、それが相手にも伝わっていないからでした。矛盾しているように聞こえるかもしれませんが・・
希望を100%洗い出すことは重要だけど、実際に100%叶えることは難しいこと・・
なんですよね・・。
予算の都合もありますし、土地の特徴や法律上の問題などもありますね。
我が家は夫とそれぞれ叶えたい希望を羅列して、優先順位を高・中・低の三つに大まかにわけ、そこから更に優先が高い方から番号をふっていきました。(夫と話し合いをしながら。喧嘩しないように~苦笑)
それを工務店さんに共有すると、すぐに理想の間取りができあがって感動!!
優先順位を伝えることってすごく重要なことなんだって認識しました
間取り集を参考に見てみる
ネット上には、さまざまな間取り集が掲載されていて、とても参考になります。
ただ、当然ですが、
ある人にとって良い間取りでも、自分にとっても良い間取りとはいえない
ですよね。
なので、間取り集を見ても、これをそっくりそのまま真似したい!というものに出会うのは難しいかもしれませんが、ヒントを得ることは可能です。
- 玄関からキッチンへの導線がいいな
- プライベートゾーンとパブリックゾーンの分け方がいいな
などなど。
- まだ家に対する具体的なイメージがわかない
- 自分の希望を形にするにはどんな間取りがいいのか想像がつかない
そんな方のヒントになるかもしれません。
ちなみに私がよく見ていた間取り集は、インスタが中心ですがコチラ↓↓
マドリーさん
建築士さんが作った間取りで、ポイントが書かれており、なるほどと思うヒントがいろいろ見つかります!
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コラボハウス一級建築士事務所さん
こちらの面白いところは、ボツ案にボツの理由がコメントされているんです。笑
外観もイメージなども一緒にのっていてイメージが膨らみます!
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まとめ:失敗しない間取りのための7つのポイント
この記事では、失敗しない間取りのための7つのポイントをご紹介しました!
- 立地や敷地、法律による制約をチェックする
- 理想の暮らしをまとめてみる
- 今、困っていることをまとめてみる
- どんな小さな希望でも洗い出す
- こだわいの家具や住設があれば予め考慮する
- 優先順位を考える
- 間取り集を参考に見てみる
家族みんながなるべく多くの希望を叶えることができるようにするためには、このような事前準備が必要です。
後悔しない・失敗しないための間取り作りに、是非参考にしてみてくださいね!